どうも、りょうた子です。
今回は僕が生きることを少し気楽にしてくれた本「自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる」を紹介します。
僕はとてもネガティブな性格で、「ぼくはどうせ何をやっても無駄なんだ」と自分を責める事が多々ありました。(今もまだあるけど)
しかし、この本で「自信」について正しく学び、自信をつける方法を練習し、かなり改善されました。
この本は、ACTという心理学療法を用いて「行動して自信をつけるための方法」を紹介するといった内容になっています。
- 今まで色んなネガティブ対策をしてきたけど効果がなかった
- ネガティブ思考を改善して、やりたいことを自由にしたい
という人におすすめの本です。
僕の人生を変えてくれた本と言っても過言では無いので、興味を持っていただけたら幸いです。
ネガティブな自分を受け入れるテクニック「セルフコンパッション」について解説した記事もあるので、合わせてごらんください!

「自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる」の内容
この本では、ACT「アクセプタンス&コミットメント・セラピー」といった心理療法を用いて、自信をつけるための方法や正しい知識をつけるための本です。
この本の著者である「ラス・ハリス」さんは、医者で心理療法士であり、自身もACTを用いて沢山の困難を乗り越えたと言っています。
「自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる」以外にもACTに関する本を沢山出版しているので、「ACT」についてもっと詳しくなりたい方は一度見てみてはいかかでしょうか。
本書では「自信とはゲームだ」と表現していて、自信を制するための10のルールと、今まで間違って認識していた自信のルールを紹介しています。
これまで沢山の自己啓発書を読んだり、動画で勉強しても「その時はネガティブじゃなくなるけど、すぐに戻ってしまう」といった経験があると思います。
この本ではネガティブになる原因や人間の本能について解説されていて、メンタルトレーニングを行なうことで、そのようなことは起きにくくなります。
なぜ自信がなくなるのか?
ラスハリスさんは本書で「自信が持てない5つの理由」を述べています
- 期待が大きすぎる
- 自己評価が厳しい
- 経験が不足している
- スキルが不足している
これらの理由が原因でぼくたちは行動できなくなり、自信がなくなっていくのです。
自信をつけるために本書では「練習」がとても重要だと述べています。
たしかに、経験不足やスキル不足は練習を積むことにより、改善されます。
「期待が大きすぎる」「自己評価が厳しい」といったことは、ネガティブ思考にとらわれず正しく自分を判断することが必要です。
そのためにACTやマインドフルネスといった心理療法を使うわけですね。
自信のルールの紹介
ではここから、自信のルールについて解説していきます。
しかし10個全部解説するとなると、とてつもない文章量になるので3つだけピックアップして紹介します。
この3つだけでも知っているだけで、心が軽くなり必ずあなたの役に立つはずです。
ネガティブ思考を持つのは正常なこと、戦わず脱フュージョンせよ
きっとこの記事を読んでいる皆さんは、沢山の自己啓発書やセミナーに参加して「ネガティブ思考=悪」といった認識を持っていませんか?
「ポジティブで前向きな人が成功している」イメージを持つ機会が多いと思います。
結論、ネガティブ思考は人間に備わっている本能なのでネガティブ思考はなくなることはありません。
なので、「ネガティブ思考を排除してポジティブになろう」というような、「ポジティブ思考=善」のような考えを無理やり信じ込もうとすることがそもそも間違っています。
そのため、ACTでは「脱フュージョン」というテクニックを使い、ネガティブ思考に気づくトレーニングを行います。
- 「自分は今ネガティブな思考を持っている」と問いかける
- ネガティブな思考を好きな歌に乗せて歌う
- 変な声でネガティブな思考を言う
などアホらしい方法もありますが、脱フュージョンを行なうことで「ネガティブ思考と距離を取る」ことができて冷静な判断ができます。
思考はただの言葉にすぎません。
余計な言葉にとらわれず、脱フュージョンを行いましょう。
セルフアクセプタンスは自尊心に勝る
セルフ・アクセプタンスとは(自己受容)という意味です。
自尊心が高いと「ポジティブで自分に自信があり、成功している」イメージがあると思います。
しかし、その自尊心が高い人が「今置かれている高い立場から落とされる」とどうなるでしょうか?
今まで見下していた人たちと同じ土俵に立つことになると、自分に失望し自己嫌悪に陥りますよね。
なので、決して自分を評価するのではなく「自己受容する」という思考に切り替えましょう。
とはいっても、「自己受容するのはわかっているが、実際にはできないんだ!」と思ったかもしれません。
ですが、今まで自分をいじめることが自信をつける方法だとしたら、今頃パーフェクト人間になっていませんか?
きっと、なっていないはずです・・・
なので、自分を「良い・悪い」で判断せず、「この行動は将来役に立つのか?」とネガティブ思考から脱フュージョンしましょう。
恐れと戦ってはいけない
普通不安を持っていると能力が低下すると思いますよね。
しかし、思考や感情に邪魔されなけれず集中することができれば、どんなに緊張していても能力を発揮できるのです。
なので、ここでもマインドフルネスと脱フュージョンのテクニックが役に立ちます。
そして、ネガティブな感情に気づくことができれば、その感情に居場所を与えるのです。
ネガティブな感情は人類が生き延びる為には必要不可欠な本能です。
その本能を追い出すことにはとても労力がかかるので、ネガティブ感情に居場所を与えて、受け入れてあげる必要があるのです。
感想
本書をを読んで「自信をつけるぞ!」と思って、自信をつけるものではないと思いました。
そして、どんな偉業を挙げた人物でも、僕らと同じ人間なんだと改めて知りました。笑
例えばマイケルジョーダンもこのような事を言ってます。
俺は生涯で9000回以上のショットをミスっている。負け試合は300に近い。決勝シュートを任されて、失敗したのは26回だ。俺は人生で何度も繰り返し失敗している。だから成功したのさ
人生は思い通りにはなりません。
いかにネガティブ思考に囚われず、行動し続けることが重要です。
なので、ネガティブ感情が出てきたら、マインドフルネスを行い脱フュージョンのトレーニングをぼくも行っています。
はじめは5分もできませんでしたが、練習をすることで少しずつ効果を感じることができています。
皆さんも「一日3分」だけでいいので、マインドフルネスを行ってみてください。
少しずつ「成長」を感じれますよ!
まとめ
本当はもっと伝えたいこと、役に立つ知識がたくさん詰まっているのですが、今回はこれくらいで終わります。
「ネガティブな感情に居場所を与える」という考え方のおかげで「ネガティブになってもいいんだ」と思えるようになりました。
また、別の記事で、マインドフルネスや脱フュージョンのテクニックについて解説したいと思います。
では、今回はこの辺で!
りょうた子でした。
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