どうも、りょうた子です。
僕は「人生を楽に生きる」ためにブログとWEBライターとして生活すると決意しました。
しかしネガティブな性格のため、つい「他人と比べてしまい」自己嫌悪になることが多々あります。
そんなメンタルが安定していないときに出会ったのが「奴隷の哲学者エピクテトス人生の授業」という本です。
こんな人におすすめの記事です
- 世間や周りの人達と自分を比べてしまう人
- 自由に生きたいけど、どうしたらいいかわからない人
- 自分に自信がなく卑屈になってしまう人
エピクテトスは奴隷という身分ながら「自由」を得ることができました。
その生き方・考え方がとても参考になったのでシェアしたいと思い記事にしました。
- 奴隷の哲学者エピクテトスの紹介
- エピクテトスの名言を6解説
- おすすめの本・動画を紹介
エピクテトスの言葉を知ることで「世間や周囲の人たちを気にせず自分のやりたいことをしてもいい」という考えを学ぶことができます。
そして「自分ができないこと」を知ることができます。
情報にまみれた社会を奴隷のように生き抜く私たちに「奴隷の哲学者エピクテトス」の言葉とても心に刺さり「生き方」を見直すきっかけになるでしょう。
奴隷の哲学者エピクテトスについて
エピクテトスは、ローマ時代のストア派の哲学者です。
(ストア派とは「ストイック」の語源となった哲学の流派で「禁欲」を特徴とした哲学です)
エピクテトスは紀元前50〜60年頃に奴隷の両親から生まれ、若い時は奴隷として生きていました。
そして奴隷時代に「ストア派」の哲学に触れ、奴隷から開放され本格的に哲学を学び始めました。
ところがその時代のローマ皇帝が「哲学者追放令」を出し、エピクテトスはギリシャに追放されました。
しかしエピクテトスはギリシャの土地で学校を開き有名になりローマ皇帝「ハドリアヌス」まで訪れるようにまでなりました。
エピクテトスは晩年リウマチが原因で足まで悪くなってしまいます。
そして西暦135年ギリシャの土地でなくなりました。
エピクテトスが没後、苦難の中にあって平静を保つことや、人類の平等を説いたその教えは、皇帝マルクス・アウレリウスの思想にも影響を与えました。
簡単にエピクテトスの説明をしましたがもうめちゃくちゃです。
エピクテトスが生きた時代は現在よりも厳しく理不尽なことが多かったはずです。
客観的に見れば「酷い人生」ですがエピクテトスは哲学によって「真の自由」を手に入れることができました。
エピクテトスの名言6個紹介
奴隷であり国外に追放され、おまけに足まで悪くしたエピクテトスですが「真の自由」を得ることができました。
厳しい環境で生きたエピクテトスが残した言葉は現代の僕たちの生きる助けになります。
- 自由に至る唯一の方法は「我々次第で出ないもの」を軽く見ることである
- 「正しくない」と騒ぎ立てるものどもをなぜ恐れる必要があるのか
- 何がやってこようと、それから利益を受けることはできる
- 君の杯が壊れた時にも、他人の杯が壊れた時、同じ態度を君は取れなければならない
- 自分自身にそう思われるだけでよい。それで十分である
- 他人と同じことをしないでいながら同じものを要求することはできない
僕の実体験の例を出しつつ解説していきます。
自由に至る唯一の方法は「我々次第で出ないもの」を軽く見ることである
エピクテトスは僕たちが「コントロールできること」と「コントロールできないこと」に的確に境界を引き「自分がコントロールできないこと」に欲求を向けないことが「自由に生きる」ために必須であると言っています。
自分でコントロールできることとは「判断・欲望・意欲・忌避」だけでそれ以外は自分ではコントロールできないことらしいです。
具体的に「評判・身体・地位・財産」などがそうです。
「お金持ちになりたい」「有名になりたい」「いつまでも健康で長生きしたい」など、どれも努力すれば手に入りそうですけど、どれも多少の他人の意向・運が必要です。
その時点で「自分がコントロールできないこと」に分類されこれらを求めることは「不自由になる・奴隷になる」ことと同じだとエピクテトスはいいます。
なので「自分でコントロールできないこと」を軽くみることが幸せ・自由になる近道だといえます。
「正しくない」と騒ぎ立てるものどもをなぜ恐れる必要があるのか
「自分が思っている考えを貫けない」ということですね。
自分に自信がない方は「自分よりもあの人のほうが正しい」という他人に自分の意思をゆだねることがあると思います。(僕もそれで苦しんでいます・・・)
他人の評価・意思に従っていれば「自由」なれるわけがありません。
自分が正しいと思ってとった行動が他人にとっては不都合かもしれません。
しかし他人は「自分ではコントロールできないこと」だし「他人の人生を生きる」ことになります。
それを知った上で自分の人生を生きるため「自分の意思を通す」トレーニングが必要ですね。
何がやってこようと、それから利益を受けることはできる
どんなに酷いことが起こっても自分の捉え方しだいで利益にできるとエピクテトスは言ってます。
僕の例えをだすと、丁度1ヶ月前に体調を崩し仕事をやめてしまいました。
今は体調は改善しているのですが仕事が見つかりませんし貯金もないです。
きっとこの状況を「絶望的」だと思う人が多いかもしれません。
しかし仕事を失い時間ができたおかげでブログの更新ができるしWEBライターとしても仕事を始める決意ができました。
結果として僕は「仕事をやめてよかった」と思えることができました。
君の杯が壊れた時にも、他人の杯が壊れた時、同じ態度を君は取れなければならない
友達から相談を受け辛そうにしていたら「大丈夫なんとかなるよ」と優しい声をかけますよね?
しかし自分がネガティブになり落ち込んでいて自分自身をやさしくできているでしょうか。
むしろ厳しくしてませんか?
自分を攻撃しても精神的にダメージを受けるだけでメリットなど1つもありません。
なぜ友達には優しくできるのか「他人事だから冷静になれる」からです
自分の出来事も他人事のように捉えることで冷静になれ、物事を正しく見ることができるとエピクテトスはいいます。
自分自身にそう思われるだけでよい。それで十分である
人間、誰しも「嫌われたくない」という感情を持っています。
しかし「嫌われたくない」からといい
- いやいや飲み会に参加したり
- 好きでもない人と遊んだり
- 本当はやりたくないのに周りに合わせたり
などなど、みなさん一度は経験したことがあるとおもいます。
この「承認欲求」が強すぎるとひとは「奴隷」になってしまうとエピクテトスはいいます。
エピクテトスは「病気や身体の不自由は妨げになるが意志の妨げにはならない」というぐらい「自分の意志」が真の自由をえるために必要なものだと言っています。
しかし他人の顔色を伺いながら生きることは「他人の意志」を生きることになるので「奴隷」と同じであるということですね。
「自分が楽しくやりたいことを貫き通す」それが自由への一歩です。
他人と同じことをしないでいながら同じものを要求することはできない
当たり前の事ですがこれに気がついていない方が多いのではないでしょうか?
有名人が高級車を持っていて「いいなぁ〜」とうらやましがり「なんで自分はお金が稼げないんだろう」とネガティブな気持ちになったことはないでしょうか?
友達が出世していい時計をもっていたり、、
羨ましいと思うことは沢山ありますよね。
しかしそれは「自分が友達・有名人とおなじことをしてないから」です。
全く同じような生活をすることは困難ですが、「有名になる・出世する」には努力が必要ですし嫌なことをやらないといけない場合があります。
その努力をしていないのに「高級車が欲しい・いい時計が欲しい」というのはただのわがままです。
しかしエピクテトスは「努力や嫌なことをしなかったから悪い」とは言わず代わりに他の物を得ているといいます。
嫌なことをしない=自分のすきなことを選ぶ
出世しない=上司に媚を売らず自分のことを突き通す
などよく考えると自分が選んで行動していることがわかります。
そう考えると少し心が軽くなると思います。
おすすめの本
今回紹介させていただいた名言は「奴隷の哲学者エピクテトス人生の授業」から参考にさせていただきました。
「哲学ってむずかしいそう」と思うかたにおすすめの本で漫画を交えてエピクテトスさんの言葉を解説するという本になっています。
僕もこの本を読んでもっとエピクテトスさんのことを知りたいと思い書籍を探したんですが現在は発行されておらず中古のみとなっています。(そして高い)
再び出版されることを気長にまちましょう!笑
関連書籍の紹介
おすすめの動画
「奴隷の哲学者エピクテトス人生の授業」を知ったきっかけとなったのが「アバタロー」さんというYouTuberです。
この本以古典や自分で読むことが難しい書籍をとてもわかりやすく、そしておもしろく解説してくれています。
勉強が好きな方に是非おすすめのYouTuberです。
まとめ
「奴隷の哲学者エピクテトス人生の授業」を読んで、情報にまみれ便利になった世の中が「奴隷」をつくっているというイメージがつきました。
ツイッターやインスタグラムを見るだけで無意識のうちに「他人と比べる」ようになっています。
エピクテトスも哲学に出会うまえは「なんで奴隷なんだろう、不自由だ」と思っていたかもしれません。
しかし彼は「真の自由」を得ることができました。
そんな制限だらけ人生を生きたエピクテトスが言う言葉には説得力があります。
僕たちもエピクテトスの哲学を知ることで「真の自由」を手に入れることができるかもしれません。
最後まで見て頂いてありがとうございます! りょうた子でした!!
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