どうも、りょうた子です。
今回は、骨盤が歪む原因について解説します。
僕は、柔道整復師という国家資格を持っていて整形外科で務めていて、沢山の患者さんを治療しています。
若い患者さんでも姿勢が悪く、「骨盤が歪んでいる人」がとても多いです。
なので少しでも多くの人に「骨盤の重要性」について知って頂きたく記事にしました。
- テレワークでずっと家にいるから腰が痛い
- 下っ腹が出て気になる
- お腹をすぐに下す
- 座ると足を組みたくなる
など、経験ないでしょうか?
これらの「骨盤歪み」が原因かもしれません。
骨盤が歪んでいると体全体が歪み、日常生活のあらゆることに悪影響を及ぼします。
難しい用語や筋肉の説明はありませんので、気楽に読んで見てくださいね!
骨盤が歪む原因

骨盤は寛骨・仙骨・尾骨から作られていて、体の中でもかなり大きな骨です。
そして、骨盤の上には背骨が付いており、その先に頭が付いているので、骨盤はいわば「体全体を支える基盤」みたいなものです。
ではそもそも、なぜ骨盤は歪んでしまうのか。
- 日常生活での姿勢
- 筋力不足
- 筋肉の柔軟性の低下
が主な原因です。
日常生活での姿勢
骨盤が歪む一番の原因といってもいいでしょう。
- 足を組んで座る
- 椅子に浅く座る
- 体重を片足に乗せる
- 横座りをする
などなど、原因を上げ始めるときりがありません。
ついつい「楽だから」といって悪い姿勢を取ってしまいますが、それは次の筋力不足に繋がってきます。
筋力不足
骨盤の安定には3つの筋肉が関与しています。
- 骨盤底筋
- 多裂筋
- 腹横筋
(別に名前を覚える必要はありません)
これらの筋力が弱ると正しい姿勢を維持できなくなり、先程紹介したような「悪い姿勢」を取りたくなってしまうのです。
筋肉の柔軟性低下
皆さんは柔軟体操の「開脚」や「長座」で骨盤を立てることができますか?
僕はできません、笑
体が柔らかい人は骨盤を立てることができて、更に体をベタッと前につけれます。
なぜ、骨盤を立てることができないのか?
それは、「ハムストリングが硬くなり、短縮しているから」です。
ハムストリングは太ももの裏の筋肉で、骨盤の坐骨に付いています。
この筋肉の柔軟性が低下すると、骨盤が後ろに傾き骨盤を立てることができなくなってしまいます。
そして、筋肉が硬いことにより骨盤が引っ張られ、骨盤が歪んでしまうのです。
骨盤が歪むことで起こる症状

骨盤が歪むと全身のバランスが崩れるので、沢山の症状が出てしまいます。
皆さんが想像している「腰痛」以外にもこれだけの症状を引き起こします。
特に、体が不調であると「メンタルが不安定」になりやすく、
- 毎日楽しくない
- なにも無いにイライラする
など、余裕がなくなり、上手くいくことも上手く行かなくなります。
このブログでは体のこと以外にも「メンタル」について記事にしているので、興味がある人は立ち寄ってみてください。
つまり「体の健康=心の健康」というわけですね。
骨盤の歪みのセルフチェック方

「骨盤が歪むと悪いって言うことはわかった、でも自分の骨盤が歪んでいるかわからないよ」
と思われる方は沢山いるはずです。
なので、ここでは自分ひとりでもチェックできる簡単な方法を紹介します。
足の開いた角度
- 仰向けになって、肩幅に足を広げる
- 力を抜いて、足を左右にブラブラ動かす
- そして、頭だけ起こして足の開き具合を見る
このときの足の開き具合が90°以上だったり、左右どちらかが開きすぎたりしていると、あなたの骨盤は歪んでいます。
左右の肩の高さの違い
鏡の前で立って、左右の肩の高さの違いをチェックします。
これだけです!笑
骨盤が歪むと体全体が歪みます。
例えば、右の肩が高くなっているのであれば、右の骨盤が上に上がっているということになります。
対処法

では、最後に骨盤の歪みを治すための方法やグッズを紹介します。
基本的に一人でできる対処法を紹介しますが、
- 腰が痛過ぎでどうにもならない
- ストレッチしたら余計ひどくなった
など、症状が悪化することがあるので、「この痛みはやばいな」と思ったらまずは整形外科や整骨院で見てもらいましょう。
ストレッチ
骨盤の歪みを治すためには、「筋肉の柔軟性」を上げないといけません。
なので、自分の痛くない範囲でストレッチを毎日行いましょう。
ストレッチの方法はYouTuberのオガトレさんがとてもわかりやすいのでおすすめです。
フォームローラー
「体が硬すぎてストレッチができない」という人にはセルフマッサージアイテムの「フォームローラー」をおすすめします。
フォームローラーは骨盤まわりだけでなく全身の筋肉をほぐすことができるので、僕の激推の商品の一つです。
別の記事でフォームローラーについて詳しく解説しているので、是非御覧ください!
トレーニング
筋肉は緩めるだけでなく、鍛えることも必要です。
そのために、まずはプランクなどの「体幹トレーニング」から始めましょう。
プランクはインナーマッスルを鍛えることができるので、
- 骨盤底筋
- 腹横筋
- 腹筋
- 多裂筋
など、骨盤の安定に欠かせない筋肉を全体的に鍛えることができるので、簡単で効果のあるとてもおすすめのトレーニング方法です。
はじめは30秒くらいの短い時間からはじめて、なれてきたら徐々に増やすといいですよ!
病院で見てもらう
自分でも骨盤の歪み対策をすることは可能ですが、「正しい骨盤の状態」を確認することは難しいです。
そして、間違ったままトレーニングやフォームローラーを使うと、症状が悪化するかもしれません。
なので、
- 体の痛みが強すぎる
- ちゃんと自分の体の状態を知りたい
など不安がある方は、整形外科や整骨院で診てもらうことをお勧めします。
まとめ
骨盤が歪むと全身のバランスが崩れ、日常生活に悪影響を与えます。
なので、少しでも早く対処する必要がありますが、地道にストレッチやトレーニングを行うしかありません。
「これだけやればで治る」といった、魔法の方法は無いのです。
また、自分で対処するには限界があるので、多少のお金がかかっても「自分の将来の投資だ」と思って整形外科や整骨院で診てもらうのも一つの方法です。
体の不調はメンタルにも影響します。
自分の体をもっと大切にしてくださいね。
では、りょうた子でした!
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